中村昌宏と新しい和菓子

中村昌宏

中村昌宏が作る和菓子は、これまでの伝統を重んじながらも新しい事にチャレンジをしています。現在は和菓子として定番になったイチゴ大福も、発売された1980年代当時は、和菓子職人からかなりの批判を浴びていたそうですが、今では大人から子供まで沢山の人に愛されている和菓子になっています。

イチゴ大福の成功から、中村昌宏は、既存の和菓子から逸脱するものと、これまでの和菓子の伝統を受け継ぐような物の蓋二通りの和菓子を作成する様になります。中村昌宏はこれまで敬遠していた洋菓子の材料に注目してみました。洋菓子は小さいお子様から女性に大人気ですので、これを上手く和菓子に取り入れられないかと考え、試行錯誤を繰り返しました。

チョコレートを使用した物や、クッキーを使った物、クレープを使った物など様々な物を造り、季節に合わせて提供しています。特にバレンタインデー近くはチョコレートの創作和菓子は人気があり、これを目当てに予約を取られる方が増えてきました。逆に和菓子の和三盆などを使ってケーキなども作成しているので、和菓子の中にはとどまらない中村昌宏の世界を堪能する事ができます。

またどこでも食べれるような和菓子では、せっかく来てくれた方に申し訳ないと思い、栃木で取れた食材を中心に和菓子造りを行っています。栃木は元々水が綺麗な土地としても人気のあるエリアです。その為、栃木産の野菜や果物などは他では食べる事のできない物ばかりです。当然割烹料理でも使用していますが、同じ農家さんから野菜や果物も譲ってもらっています。

その為、中村昌宏の造る和菓子には、頻繁に野菜や果物が登場します。暑い季節には、良質な餡子の上に寒天で新鮮な野菜を甘くした物を使用したり、果物をたっぷりしようしたあんみつなども提供しています。正確な和菓子の定義とは離れてしまうかもしれませんが、夜のコース料理ではなく、ランチタイムなどに提供していて大好評です。割烹料理や和菓子は、若い方は特に中々触れる機会は少ないと思います。

美味しくて普段洋菓子しか食べた事が無いかたでも抵抗なく食べられる和菓子、また、栃木だからこそ食べられる和菓子にこだわりをもって作成しています。兄が作る割烹料理の世界を崩さない範囲で、できるだけ新しい事、できるだけ来てくれたお客さんにインパクトがあり、喜んでもらえるような和菓子を求め、これからも現状に満足せずに、新しい和菓子を作り続けてくれます。

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